兵庫県姫路市の県営住宅で男に刃物で刺され死亡した女性は、腹から腰まで貫通するほどの深い傷を負っていたことがわかりました。

今月12日、姫路市白浜町の県営住宅で田口朱音さん(24)が腹部を刃物で刺されて死亡し、知人の吉直優一容疑者(36)が殺人の疑いで逮捕されました。

警察によると、司法解剖の結果田口さんの死因は腹を2カ所刺されたことによる急性失血死で、腹から腰まで貫通する傷もあったということです。

また、田口さんの手や肘には複数の切り傷が付いていることから、警察は身を守るときに付いた防御創の可能性もあるとみて、調べています。

現場には、血の付いた刃渡り約18センチの包丁が残されていて、吉直容疑者は「台所にあった包丁で刺した」などと容疑を認めています。